2014年12月21日

初めてのセットノミ

追入れノミを買いました。
桐箱は私には必要ないかな。
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正直な所、私今まで碌な追入れノミを持って
いませんでした。
所謂、ホームセンターノミを使ってきました。
セットでほしいと思っていたのですが、家具作りでは
幅の広い方はあまり使用しません。
今回、曼陀羅屋さんから6本のセットが販売されたので
私にとっては高価なノミですが、思い切って購入しました。
1分から5分までの5本プラス一寸の計6本です。
dec.21.2014-2.jpg

3分のノミを仕込んでみました。
今回、一緒に購入したカツラ打を使います。
このカツラ打ち、写真では知っていましたが
鋳物で、思っていたより大きくて、重いですね。
私が教わった時は、カツラ打は使わずに、かわりに
釘抜きを使っていましたが、こういう便利な物があるので
ひとつあっても良いでしょう。
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一度、カツラを外して、少しヤスリで削って
カツラが入り易くします。
dec.21.2014-4.jpg

カツラ打はこんな感じで使います。
この状態で、上から玄能で叩きます。
今回は下に木の台を敷いていますが、細いノミの
場合は折れる危険があるので、手で持って宙に
浮かせた状態で使った方が良いようです。
ただ、1分のような細いノミを叩いて使う人は
少ないと思うので、この作業は必要ないかもしれません。
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この位カツラが下がれば良いと思います。
dec.21.2014-6.jpg

飛び出した周辺を叩いて潰します。
こんな感じでできあがりです。
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続いて、裏押しをしました。
基本、金盤を使いましたが、少し裏が
広くなってしまいました。
脚の部分が一部当たっていない所がある
ような気もしますが、この辺で止めておきます。
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最後に鎬面を研いで終了です。
dec.21.2014-9.jpg

ところで、樺のワゴンも完成しました。
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2013年06月25日

玩物趣味だなこりゃ

ブログでお付き合いのあるOYA-Gさんは
最近、OYA-Gの木工狂躁曲の中で、ご自身が
所有する鉋や鑿を紹介されています。
必要な物だけを選んで購入されている姿勢が伺えます。
私はそれが中々できない性格なのかもしれません。
必要かどうかよりも、ほしい物を買ってしまう傾向にある
ようです。もちろん予算があればの話ですが。
OYA-Gさんの言われる玩物趣味に近い物があります。
まあ、それも私の趣味のひとつだと思っていますが。

今日はそんな玩物趣味を紹介します。
数ヶ月前から30ミリ前後の豆平鉋がほしいと思っていた
ところ、曼陀羅屋
さんで、水野清介さんの知足小鉋36ミリが紹介され
早速購入してしまいました。
昨日、到着したのですが、自分のイメージより少し
大きかったのです。

そこで、会社から歩いて15分ほどの墨田区立川にある
井上刃物に今日の昼休みに行ってみました。
そこには、横山邦男作の36ミリ鉋の刃が置いてありました。
「必要だったら夕方までに台打ちしてあげるよ」という井上さんの
お話。
同じ36ミリの鉋を注文してしまったのです。
知足小鉋が210ミリ、井上刃物の鉋が170ミリ。
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できれば台打ちの現場を見せていただきたかったですが
仕事をサボる訳にも行かず、仕事が終わってから取りに
伺いました。
まあ、色々興味深い話も聞けたので、良しとしましょう。

ところで、会社から井上刃物に行く途中、墨田区菊川の
交差点の近くにこんな物があります。
長谷川平蔵、遠山金四郎屋敷跡と書かれています。
墨田区のホームページによると長谷川平蔵の時代から
40年位後に遠山金四郎が同じ場所に住んでいたことに
なります。
テレビドラマでおなじみの両者ですが、なんとなく
身近に感じてしまいます。
jun.25.2013-3.jpg

先週も淡々と木工は進めましたよ。
鏡板の板矧ぎです。
在庫のソノケリンの板厚の関係で鏡板が少し
薄くなってしまいました。8ミリくらいでしょうか。
目違いと反りを極力抑えたかったので、昔購入した
板矧ぎ治具を出して来ました。
jun.25.2013-4.jpg

治具と板が接着剤でくっついてしまうと
困るので、治具の角材面にアルミテープを
貼ってみました。
jun.25.2013-5.jpg
posted by acanthogobius at 22:03| Comment(4) | 材料、工具

2011年10月16日

今日は研ぎの日

作品の制作に取り掛かってしまうと、なかなかノミの
研ぎができず、使えないノミが貯ってしまいました。
今日はほぼ一日ノミ研ぎをしました。

たたきノミから突きノミまで大小あります。
ホームセンターで買った物から刃物屋さんから
買ったものまで色々です。
刃先の形状も色々ですね。
oct.15-1.jpg

ノミの研ぎも治具を使っています。
基本的には刃の黒幕1000番で中研ぎをして
天然砥石で仕上のパターンです。

ただ、今回は刃が大きく欠けている物や
裏が切れかかっている物がありました。
欠けている物は電動回転砥石を使って欠けて
いる所まで研ぎおろしてから中研ぎです。
裏が切れかかっていた物はアトマのダイヤ砥石
で裏押ししました。
結構時間が掛かってしまいました。
oct.15-2.jpg

oct.15-3.jpg

次に先日購入した圭三郎48ミリの小鉋の仕込みを
しました。
表なじみの調整から始まって、下端の調整
裏押し、研ぎまで行きました。
裏押しは、エビ印ダイヤモンド角砥石1000番
+イボタ蝋のコンビにしてみました。
最後は仕上砥石です。
上手にできたかどうか分かりませんが
特別裏押しをしなくても大丈夫な状態だった
ようです。
oct.15-4.jpg

試しに、先日作ったデスクの残りの
ミズメを削ってみました。
まだまだ研ぎも調整も必要かもしれませんが
こんな感じになりました。
oct.15-5.jpg

oct.15-6.jpg
posted by acanthogobius at 20:24| Comment(4) | 材料、工具

2010年02月21日

Excalibur糸鋸盤 & 通し蟻組

糸鋸盤を買いました。
オフコーポレイションから発売されているExcalibur EX-21。
私は今まで糸鋸盤は持ってなかったんです。
私が家具作りを教わった家具作家の先生は彫刻教室などから
注文を受けHegnerの糸鋸盤を使って彫刻用の素材を
作っていました。

私は彫刻の素材を作ることはないので必要ないと
思っていましたが、高知の吉良さんが蟻組に
上手に糸鋸盤を使われているのを彼のブログで
拝見し、少し考えが変わって来ました。
組手以外にも作品の幅が少し広がるかもしれない
という考えもありました。

吉良さんもHegner を使われているのでHegner
が良いのは分かっていましたが今の私には
高価すぎました。
色々検討した結果、日本ではあまり馴染みが
ありませんがアメリカでは比較的有名な
Excaliburの糸鋸盤をオフコーポレイションが
扱っている事を知り、使ってみることにしました。
私にとって糸鋸盤は比較の対象がないので
この機械の評価はこれからです。
エクスカリバー0001.jpg

先週のアラレ組に続いて今週は通し蟻組継ぎの
技法の確立を目指します。
最初はピン側(オス側)の制作から。
基本的には吉良さんの方法を手本としています。
ブログから分かることは限られるので分からない
所は自分で考えながら進めます。

ピン側はルーターで加工するのでテンプレートの
制作から始めます。
当然のことながら、できるだけ細いピンを目指します。
昇降盤の軸を9.5度に傾けて、マイターゲージを使って
テンプレートを作って行きます。
エクスカリバー0001_2.jpg

切れ目を入れたテンプレートをバンドソーで切り出します。
先日購入したCarterのバンドソーガイドを使ってみました。
ガイドベアリングの精度が今一ですが、ベアリングに付いた
溝からブレードがはずれることがないので比較的真っすぐ
切ることができます。
ここはそれほど厳密な直線は必要としないので
まあ、こんなもんでしょう。
エクスカリバー0001_3.jpg
エクスカリバー0001_4.jpg

予めバンドソーでおおまかにカットしたピン側の
材料を、テンプレートと一緒にクランプして
ベアリング付きのルータービットで切削します。
エクスカリバー0001_5.jpg

ピン側が出来上がりました。
テンプレートを作る時の切れ目のカットを
目見当で進めたためにピンの大きさが微妙に
違います。
これが今後のテイル側(メス側)の制作に影響するのか
しないのか、テイル側の制作は次回です。
テイル側の制作で糸鋸盤を使ってみます。
エクスカリバー0001_6.jpg
posted by acanthogobius at 11:03| Comment(17) | 材料、工具

2010年02月09日

Woodcraftから買い物

Woodcraftから買い物しました。
今回の買い物の主な目的はこれ。
woodcraft0001_3.jpg
woodcraft0001_2.jpg
Carter Stabilizer、細いバンドソーブレードを後からローラーで支えて
糸鋸のような使い方をするためのカイド。
本来、タイトな曲線切りを想定して作られた物ですが、私の目的は
少し違う所にあります。
うまく使えるかどうかは、また報告します。

その他の買い物を紹介します。
woodcraft0001.jpg
Timber WolfとOLSONのバンドソーブレード、共に3/16インチ、Timber Wolfの
ブレードをWoodcraftから買うのは少し高いですが、今回はOLSONのブレードと
較べてみましょう。
因に、Timber Wolfは10TPI、OLSONは18TPI.

Titebond III 16oz

OLSONの糸鋸刃、数種類。
まだ糸鋸持ってないけど、ただ今物色中。
posted by acanthogobius at 22:03| Comment(12) | 材料、工具

2009年12月14日

ポニークランプ

ワークベンチの制作は引き続き幕板の「包み蟻組接ぎ」の加工を
続けていますが、予想外に時間がかかり報告するような進展が
ありませんでした。

そこで、今回は先日購入したポニークランプの紹介です。
ポニーダブルバークランプ#53というタイプです。
他のポニーのクランプ同様、ガス管を使うタイプです。
以前からほしいと思っていたタイプで写真のように
バー2本をつかって均等に圧縮するタイプです。
4個購入しました。
特に板矧ぎの時、威力を発揮すると思います。
ダブルクランプ10001.jpg

もう一つ今日は書籍を紹介します。
「炎芸術」の最新号です。
私もこの雑誌については詳しくないですが
その名前からして陶芸中心の雑誌のようです。
ただ、この最新号では私が漆芸を教わった柴田克哉氏が
拭き漆について、やさしく分かりやすく解説しています。
お椀などの小物を題材にして解説していますので
家具などの大きな物とは少し違いますが
初めて拭き漆をされる方には良い教材ではないかと思います。
先日、柴田克哉氏の個展があり、会場には、この書籍の取材で
使われた拭き漆のサンプルが置かれていました。
写真はamazonから拝借しました。
炎芸術.jpg
posted by acanthogobius at 21:15| Comment(9) | 材料、工具

2009年12月05日

手押し鉋盤を更新しました。

今まで使っていた手押し鉋盤を紹介しておきます。
下平の250mmのタイプです。2枚刃。
これは5年前、工房を作った当時、近くの中古機械屋さんで
購入した物です。
当時は機械の事も良く知らず、機械屋さんの勧めるままに
購入してしまいましたが、この機械は後定盤が固定されて動かない
タイプだったんです。
まあ、大工さんが、一応板が平になれば良い程度に使う機械
という訳です。微妙な調整はできないのです。
桑原10001.jpg

その後、皆さんのブログなどを拝見し機械の事が段々分かってくると
服部、桑原、太洋などの名前が出て来ました。
その中でネット上で比較的良く見かける太洋の300mmを以前
太洋の自動鉋盤を購入した機械屋さんに探してもらっていました。
その最中、工房悠の杉山さんも取引のある静岡県焼津市の鈴木機械の
HPに今回の桑原のKP250LDXの入荷情報が載りました。

250mmを使っていたので次は300mmと思っていたので
迷いましたが桑原の300mmの中古品はなかなか出て来ないこと。
300mmは、やはりそれなりに高価であること。
300mmの加工幅が無くて困ったということもあまり無いこと。
桑原の機械を一度使ってみたかったこと。
などなど、考慮した結果、この機械を購入することにしました。

桑原KP250LDXは定盤の長さ、2100mm、今までより300mmほど
長い。4枚刃。
桑原20001.jpg

桑原といえばオイルバス式の軸受けが有名。
前側の軸受けの状態、ベアリングの下の方にオイルが溜まっているのが
見える。不思議な事に回転中も、オイルの状態はあまり変わらない。
オイルは使わなくても時間と共に変質するので定期的の交換が必要らしい。
交換オイルは今回1ボトル付属していた。
桑原30001.jpg

後側の軸受け部の状態、上部に銀色の丸いオイル交換口が見える。
写真では見えないが、やはり横側にオイル確認窓がある。
桑原40001.jpg

まだあまり使っていませんが回転音が違う、回転数も少し高いような感じ。
4枚刃ということもあって切削肌がきれい、ナイフマークはまったく見えない。
フェンスの剛性がまるで違う。
前の機械はフェンスの端を手で押すと動いてしまう状態だった。
フェンス取り付け部の構造が違うようだ。
20年ほど前の機械のようですが、驚いたことに当時の取り扱い説明書
とカタログが袋に入って機械の後に吊るされたままになっていました。
比較的大事に使われた機械のような気がします。

これで大型機械はだいたい揃ったと思います。
というよりも工房には、もう大型機械を入れるスペースが無い。
これらの機械を使いこなして行きたい。
posted by acanthogobius at 22:28| Comment(19) | 材料、工具

2009年11月13日

Highland Woodworkingから買い物

Highland Woodworkingから少し買い物をしました。
今回の目的は2点
1点目
今ワークベンチに付いているLee ValleyのTwin Screw Viseを新しい
ワークベンチに取り付けるにあたって2本のScrewの間隔を延長するための
キット(右側に写っている細長いダンボールの箱)
中身はアルミのカバーと延長用のチェーン

2点目
Porter Cableのルーターで12ミリのビットを使用するためのコレット

他にワークベンチで使用するBench Dog,写真左上
集塵機用の上フィルター、下ビニール袋(デルタに合うかどうか少し心配)
など。
運賃を含めた総額は200ドルほどでした。
HIGHLAND0001.jpg
posted by acanthogobius at 21:05| Comment(4) | 材料、工具

2009年10月04日

和風金物

9月30日で展示会も終了し、昨日残った作品を引き上げました。
ここ2年ほどに較べると販売成績はあまり良くなかったです。
最近の不況が影響しているのか、私の作品に魅力が不足していたのか
分かりませんが、来年も開催できることを希望しつつ終了しました。

展示会が始まって以降、展示会への出席、工房周りの草刈り
工房内の片づけなどで制作は進んでいません。
ブログネタが切れている状態ですが今日は私が集めた
和風金物を紹介します。

今はもう営業していないようですが赤坂の清水商店さんで
購入した物が中心です。
和金具10001.jpg
和金具20001.jpg
仏壇や厨子などの扉につかう飾り金具です。

和金具40001.jpg
和金具50001.jpg
和金具30001.jpg
引き出しに取り付ける取っ手です。
大きさ、形、色など色々です。

和金具60001.jpg
ブラリと呼ばれているようですが小箪笥の扉に取り付ける引き手です。

和金具70001.jpg
飾り丁番の1種で羽付き丁番です。表に出る軸の部分に羽が付いています。

和風金物を作る職人も減っていますし、清水商店のような販売店もなくなりつつあり
段々入手が困難になりつつあるようです。
価格も中々高価で、写真で紹介した金具だけでも数万円になると思います。
このような金具を取り付ける作品も作ってみたいものです。
posted by acanthogobius at 21:16| Comment(6) | 材料、工具

2009年09月28日

クリの板

ネットで検索していて見つけた製材所からクリの板を買ってみました。
福岡県大川市の高田製材所です。http://mokuzaikan.com/index.shtml

4.2メートルの材を半分にして2.1メートルにして1寸1分(34mm)
に挽いてあります。
幅が35センチほどしかありませんので小径木ですし曲がった部分も
あります。全部で16枚です。
製材して8ヶ月ほどの材だったので人工乾燥してもらいました。
芯に近い所は結構反っています。
比較的目が細かいようだったので購入してみました。
漆を塗るような小物には使えると思います。

参考までに価格を掲載しておきます。
立米単価180,000円
0.3089立米
乾燥賃6,000円
運賃6,500円
消費税込み合計金額71,507円

クリ10001.jpg
クリ20001.jpg
posted by acanthogobius at 22:57| Comment(12) | 材料、工具

2009年08月27日

鉋2丁

鉋を2丁買いました。
私が使っている鉋の多くは新潟の平出商店さんから購入した物です。
http://www.hamono.gr.jp/
私が通っていた木工教室に平出商店さんが出入りしていたのが
購入のきっかけです。
大きなワゴン車に道具を満載して全国の訓練校や教室を
廻っています。

一つ目は木ねじ式の角面鉋
木ねじで調整することによって任意の角面を取ることができます。
面取木ねじ20001.jpg
面取木ねじ30001.jpg
面取木ねじ40001.jpg

実は、以前このブログでも紹介しましたが、ダボ式のミニ角面鉋を
購入していました。
次の写真のような物です。
面取木ねじ10001.jpg

大きさは先の木ねじ式より大分小さく、私の手にはちょうど良いのですが
どうも角面の大きさを調整するが難しいのです。
左右の板がダボでつながっているだけですので玄翁で交互に叩きながら
調整するのですが、なかなか希望の幅にならないのです。
そのうち、台の方が痛んでしまう始末、そんな訳で今回の木ねじ式を
購入しました。
木ねじはスムーズで簡単に調整することができそうです。

二つ目は42ミリの平鉋。
ちょうど、このサイズが無かったので扱い安いと思っています。
さて、もう少し、しっかり研げるようにしたいです。
面取木ねじ50001.jpg
posted by acanthogobius at 21:24| Comment(2) | 材料、工具

2009年06月21日

自動鉋盤を更新しました。

自動鉋盤を入れ替えました。
昨年末、軸傾斜昇降盤を納入してもらったのと同じ長野県駒ヶ根市の
吉村商店さんです。
朝5時に出発されたそうですが約束通り10時着。
週末渋滞とは方向が逆なので良かったのではないでしょうか。
自動鉋10001.jpg

三相電源の自動鉋については工房の床の強度の面から躊躇していました。
国内の自動鉋盤のメーカーも廃業した所が多く、機械重量や消費電力など
基本的なスペックを知るのは難しい状態です。
そんな中で太洋のSE-400またはS-400というタイプが400キロほどで
比較的軽量であることが分かりました。
吉村商店さんに問い合わせたところ、探してくれたようでS-400を納入して
もらうことになりました。
自動鉋20001.jpg

切削幅は400ミリ、20年ほど前の機械です。
自動昇降もしませんし、鉋軸と送りを一つのモーターで行っています。
その辺が軽量な理由かもしれません。
できれば450ミリ幅がほしかったですが、重量の問題と3KWしかない三相電源の
契約の問題などあり、この選択となりました。
自動鉋30001.jpg

今まで、デルタの13インチの自動鉋を使って来ました。
この機械も個人工房には良い機械だったと思います。
スナイプが出ることもなく切削面も満足行くものでした。
調整が必要な所もほとんどなく簡単に使えます。
ただ、やはり100V のユニバーサルモーターは、いかにも電動工具
という感じの、かん高い音を我慢しなければなりませんでした。
自動鉋40001.jpg

刃物の交換の方法、各部の調整方法など一通り教えてもらいましたが
下部ローラーの調整レバー以外は触らない方が良いとのこと。
具合の悪い時は呼んでもらえれば調整に来ますとのこと。
でも、このブログを通してお世話になっている皆さんは自分で調整されて
いるようなので自分でもできそうですよね。
この機械にも早く慣れたいと思っています。
posted by acanthogobius at 10:28| Comment(10) | 材料、工具

2009年05月20日

アール定規

皆さん、大きなアールの曲線を描く時はどうしていますか?

1メートル位まではビームコンパスと呼ばれるような物を
使うと描くことができます。
http://www.leevalley.com/wood/page.aspx?c=2&p=32630&cat=1,42936
パソコンで描いた曲線を何枚かに分けてプリントして張り付けることも
可能かと思います。

でも2メートル 3メートル、場合によっては5メートルのアールを
描く時にどうするか考えました。
そこで今回、アール定規なるものを購入しました。
例によって、またYahooのオークションです。
以下の写真の状態です。
半径3センチの物から5メートルの物まで100枚セットになっています。
プラスチックの板です。
ただ、今回落札した物は何枚か足らないです。
まあ、その辺は商品説明にも明記されていたので承知で落札しました。
アール定規10001.jpg
アール定規20001.jpg

ただ、一番大きな5メートルのアール定規でも40センチ位の長さしか
ありません。
つなげて大きなアールを描く時どうするか、こんな方法を考えてみました。
15センチの定規で実験してみました。
通常通り定規を置いて定規の長さ分のアール描きます。
次に、そのアール上に3ヶ所画鋲を打ちます。
アール定規30001.jpg

その後、右側2つの画鋲に沿わせて定規をずらします。
ずらした分の曲線を描きます。
ずらしたら、またそこに画鋲を打ちます。
アール定規40001.jpg

これを繰り返して行くと、15センチアールの円になりました。
アール定規50001.jpg

この方法を使うと最大5メートルアールまでの曲線が比較的簡単に、たとえば型板用の
合板などに描くことができると思います。
皆さん、何かもっと良い方法を採用されているでしょうか?
posted by acanthogobius at 21:07| Comment(6) | 材料、工具

2009年04月26日

飾り面カッター

キャビネットなどで、框組の間にはさむ鏡板を切削する
カッターを購入しました。
とは言ってもyahooのオークションで入手した物です。
再研磨の必要もない程、良い状態でした。

このカッター、木村刃物製ですが「工房 花みずき」の
手柴さんが使用している物と同じ物です。
手柴さんのホームページで紹介されていたので気になって
いたのですが新品は高いのでオークションを狙っていました。

少し紹介します。
実は、このカッターは組カッターになっています。
刃幅40ミリの平刃斜めカッターと飾り面カッターです。
最初の写真は平刃斜めカッター、次の写真が飾り面カッターを
重ねた物です。
木村刃物10001.jpg
木村刃物20001.jpg

木村刃物のホームページから拝借した模式図が以下の通りです。
飾り面カッターの方はひょうたん面、サジ面など数種類が発売されています。
180_KIMURA.jpg

手柴さんも、ホームページの中で述べられていますが飾り面カッターの方は
個人の家具工房では、あまり使わないかもしれません。
仕上げもたいへんです。
今回は平刃の方だけ使ってみました。
昇降盤に取り付けた状態が次の写真です。
木村刃物30001.jpg

一度に切削するのは危険なので何度かに分けて切削しますが出来上がりは
こんな感じです。
木村刃物40001.jpg

刃の傾斜が比較的緩いので、そのままでは立体感が乏しいような気がします。
これは、もう少し使用してみないと、はっきりしません。
そこで、昇降盤の軸を5度傾けて、同じように切削してみました。
上の写真が軸を傾ける前、下の写真が5度傾けた状態です。
木村刃物50001.jpg
木村刃物60001.jpg

刃の形状がルータービットとは違い、ちょうど際鉋と同じような角度で刃が
材料に当たります。そぎ落とす、ような感じでしょうか。
そのために、切削面は非常にきれいです。
機会があれば実践で使ってみましょう。
posted by acanthogobius at 11:45| Comment(2) | 材料、工具

2009年04月05日

最近入手した物ふたつ

最近、入手した物をふたつ紹介します。

一つ目
本桜の板、丸ス松井木材さんから購入しました。
長さ1.6m、幅60cm、厚さ65mm
芯持ちの材なので、このまま使うには無理がありますし
芯割れもあるので、いづれ細かくして使うことになると思います。
色が良かったのと芯持ち、ということで安かったので
購入してみました。
それと、これは届いてから分かったのですが、この桜、良い香りがします。
桜餅の香り、クマリンの香りです。
本桜とは言っても種類が多いようなので種類によって香りも違うのかも
しれません。
加工するのが楽しみです。
さくら0001_2.jpg
さくら0001.jpg

二つ目
私は通常、鉋は平出商店から購入しています。
先日、鉋を購入したところ、こんな物が同梱されて来ました。
台直し用のスクレーパーで平出商店さんのオリジナルです。
右側に写っている定規の通り小さな物です。
木製の持ち手の先に小さなスクレーパーが付いています。
以前から台直しにスクレーパーを使うことはありました。
しかし、スクレーバーは元々、広い面を削るために作られています。
鉋の小さな面を直すには、この大きさは便利だと思います。
活躍してくれそうです。
台直し0001.jpg
posted by acanthogobius at 20:25| Comment(0) | 材料、工具

2009年03月29日

ケンポナシ

ケンポナシを加工し始めました。
テーブルにしたいと思っています。
追い柾の材ですが、この材は乾燥の過程で割れが入り安いようです。
元々、2メートル弱の材ですが、それでも1.6メートルで木取りするのに
苦労してしまいました。
5枚矧ぎで、やっと80センチ強の幅が確保できそうです。
ただ、追い柾ということもありますが歪みは少なく、36ミリ厚の材ですが
33ミリ位で上がりそうです。少し目が粗いですが。

木材は種類により、色々な表情がありますが、ケンポナシも他には無い
表情を持っていますね。
写真は自動鉋を通して、ただ並べただけの状態です。
さらにケンポナシは時間経過による色の変化が楽しめます。
この材も段々良くなって来ると思いますよ。

ケンポナシ20001.jpg
ケンポナシ10001.jpg
posted by acanthogobius at 19:47| Comment(0) | 材料、工具

2009年02月11日

Porter cable 7518 Fixed base router

ルーターテーブル用のルーターを買い替えました。
右の写真が今まで使っていたPorter cable 895PK 2.25馬力
左が今回購入したPorter cable 7518 3.25馬力
やはり馬力を大きい分、一回り大きいし重たい。
これを手持ちで使うのは日本人には無理かもしれない。
アメリカでもルーターテーブル用として定評があるらしいです。
porter 10001.jpg

テーブルはBench Dog を使用しています。
895PKはFixed base とPlunge baseがセットになっていて手持ちで使うには
便利です。
テーブルに取り付けた場合もテーブル上から刃高の調整ができる機構が
備わっています。
なぜ買い替える気になったかというと
テーブルに取り付けた状態で2インチ位の長いストレートビットを
20000回転で廻すとテーブル自体がビリビリするくらい振動します。
とても20000回転で使う気になりません。
写真は今回の7518をBench Dogに取り付けた状態です。
porter 40001.jpg

7518はPoret cableの中でもかなり古いモデルです。
電源スイッチは最新モデルのように誤操作防止の機構はなにもなく要注意です。
回転数の変更もスライドスイッチで無段変速ではありません。
スイッチ類はちょっと頼りない感じです。
刃の高さの調整も昔ながらのモーター部を回転させながら上下するタイプです。
porter 20001.jpg

しかし今回7518を購入する気になったのは回転精度へのこだわりです。
次の写真の右が895PK, 左が今回の7518です。
お分かりだと思いますが7518の方がモーターから先の部分がずっと
短いです。
さらに先端部分により近い所にベアリングが配置されているらしいのです。
porter 30001.jpg

実際にテーブルに取り付けて回転させてみましたが回転の安定性は格段に向上しました。
こんな薄い合板でできたテーブルでもほとんど、びびることがありません。
さすがに最新モデルと較べると少しうるさいですが長い間定評を得てきたモデルだけに
基本性能はしっかりしているようです。
ベアリング付きのビットを使った成形加工には活躍してくれそうです。
porter 50001.jpg
posted by acanthogobius at 21:51| Comment(4) | 材料、工具

2009年02月01日

自作ディスクサンダー

最近、ちょっとネタ切れ状態なので、今日はこんな話題を。

自分が使っているディスクサンダーを紹介します。

5年ほど前、熊本の鯛工房を訪問した時、工房主の葛城さんが
自作のサンダーを使用していました。
次の写真はその時に撮影した物です。
これは鯛工房のホームページにも掲載されていて
昇降盤のホゾ取り装置を使用した物です。
合板で作ったディスクに低粘着タイプのスプレー糊で
サンドペーパーを貼り付けてあります。
ウィンザーチェアの座板の成形に使用しましたが
定盤が広く、またパワーがあるので非常に便利だと感じました。
サンダ20001.jpg

自分の工房を持ってから是非自分でも作ってみたいと思っていたのですが
たまたま購入した昇降盤のホゾ取り装置の鋸刃カバー全体が固定式だったのです。
カバーが上下分割式になっていて上半分が簡単にはずせるタイプでないと
このサンダーは作れないのです。
いちいちカバー全体を外すのでは面倒です。

そこで木工旋盤を使って同じようなサンダーを作ってみました。
パワーは昇降盤ほど大きくありませんが定盤は自分の好みの
大きさにすることができます。
定盤の上に乗っているのがスプレー糊です。
サンドペーパーの貼替えは簡単です。
定盤はクランプ1個で固定されているだけですので
すぐに旋盤の状態に戻せます。
小物の成形にも使えるので重宝しています。
サンダ10001.jpg
posted by acanthogobius at 22:24| Comment(3) | 材料、工具

2008年12月21日

バンドソーによる直線切り

バンドソーで材をまっすぐに切断するのは意外に難しいです。

国産のバンドソーで刃の幅が6−7センチある物は材の挽き割りを
想定して作られているのでそうでもないと思うのですが
私の使っているDELTAの14インチのバンドソーは2/3インチ位の
幅の刃しか使うことができません。

現在は挽き割り用の刃として定評のあるアメリカ Highland Woodworking社の
Wood slicerという刃を使っています。

刃と平行にファンスを設置して材を挽いて行くと刃がどんどん
左右どちらかに逃げて行ってしまいます。
最初の写真の左側の線がその状態です
この場合は刃が右側(外側)に逃げています。
カットしている材は幅15センチの桜材です。
バンドソー10001_2.jpg

これはバンドソーの刃の特性による物だそうでネット上でもこの状態を
解決しようと色々な情報が出ています。
今回はバンドソーの刃が逃げるのを打ち消すようにフェンスを動かす方法を
試してみました。
次の写真はフェンスが奥に行くにしたがって広くなるように設置した状態です。
設置の状態が分かり安いようにフェンスを刃の反対側のマイターゲージの溝の
所に移動しています。
通常は刃の左側に設置します。
バンドソー30001_2.jpg

この状態で同じ桜材をカットしたのが次の写真の真ん中のラインです。
最初の写真より大分改善し墨線に沿ってほぼ真っすぐ切れているのが分かります。
バンドソー20001_2.jpg

まっすぐ挽き割るためにこの方法が有効であることは分かります。
ただ条件が変わった時にどうなるのかもう少し試してみる必要があります。
刃を変えると、おそらくこのフェンスを動かす角度も変わって来ると思いますし
材の幅が変わるとどうなるのか?、ブレードガイドの状態がどう影響するのか?などです。
機会を見つけてまた試してみたいと思います。
posted by acanthogobius at 21:08| Comment(5) | 材料、工具

2008年12月15日

軸傾斜昇降盤更新

軸傾斜昇降盤を買い替えてしまいました。

前の軸傾斜昇降盤は1年ほどしか使っていませんでしたが
どうしても気に入らなくなってしまったからです。
このブログでも紹介しましたが定盤を再研磨したり
三日月定規を作ってもらったり
アメリカ製のフェンスを取り付けてみたり
何とか自分の気に入るようにしようとお金もかけてきましたが
だめでした。
どうしても満足できる精度が出なかったんです。
自分の機械を見る目の無さを痛感しています。

今回は機械屋さんを変えてみました。
先日搬入してもらいました。
東海のNSJ-14というタイプです。
一般に東海の軸傾斜昇降盤として出回っているのはNSJ-16
というタイプですが、これはそれより一回り小さいです。
ポールチェンジモーターとかいうのが付いていて
スイッチで変速ができるタイプです。
カッターを使った面取成形など切削面の質を重視する場合は
高速側を使うそうです。
定盤の状態が気になる話をしたところ特に依頼した訳ではないのに
再研磨してくれてありました。
鋳物の状態も前の機械より良さそうです。

実際に材を切った切り口の状態も良さそうです。
軸の精度は自分でも測定してみましたが
ダイヤルゲージの測定値はあくまでも停止状態の値であって
必ずしも回転時の精度と比例しないと思っています。
回転時の精度は機械剛性なども含めて総合的な状態で
決まってくるような気がします。
軸傾斜10001.jpg

ところで、この機械のフェンスは写真のような状態でフェンスに板を取り付ける
ための穴がどこにもありません。
軸傾斜20001.jpg

「木工大図鑑」を参考にしてフェンスを挟むような形の木製フェンスを
作ってみました。
軸傾斜30001.jpg

今度は長く使える機械であることを願っています。
posted by acanthogobius at 21:53| Comment(8) | 材料、工具